8.狼と七匹の小山羊
狼と七匹の小山羊
『グリム童話集』 グリム著 齋藤公一編訳 金の星社 1938(昭和13)年
請求記号:943/グ1/321
9編が収められたグリム童話集で、訳者の個性が色濃く出た翻訳になっている。母ヤギは「毎日、乳を売って、着物や食物を買ふため」に出かけ、小ヤギたちには「ナンニー」「ビリー」などの名前がついている。また、狼が声をよくする場面では、薬屋で「棗と氷砂糖」を食べ、さらに「白墨」を食べるとなっている。
挿絵は、木の根元で寝ているオオカミをそっと覗いている母ヤギと子ヤギが描かれている。