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第54回 特別文庫室所蔵・井上哲次郎旧蔵資料から

2016年1月5日更新

特別文庫室には全部で15の文庫があり、江戸から明治の資料を中心に、約24万3千点の資料を所蔵しています。今回は、井上文庫を中心とする井上哲次郎旧蔵資料から、10点の資料をご紹介します。
井上哲次郎(巽軒(そんけん)と号す、1855-1944)は、ドイツ留学ののち東京帝国大学教授として東洋哲学を講じた人物で、明治15年(1882)に『新体詩抄』を共選するなど、新体詩運動の先駆者でもありました。晩年は日本儒教の研究に没頭し、その成果として『日本古学派之哲学』(明治35年刊)等の名著を残しました。
井上文庫は、哲学、宗教関係の資料を中心とし、仏教、経書などの中国思想、国学など日本思想に関するものや漢詩文集など、幅広く収集されています。特筆されるのは仏教関係の資料で、主要な大小乗の経律論、各宗派の代表的な注釈書から、無名僧の手になる注釈小作品に至るまで、目の行き届いたものです。これらは多くが近世の刊本であり、和刻本(日本で刊行された漢籍)が多く、日本の伝統的な古典註釈を窺い知ることのできる資料群となっています。

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