東都名所 隅田川華盛(とうとめいしょ すみだがわはなざかり)
歌川広重(うたがわひろしげ)(初代)画 天保年間(1830~1844)末刊 東京誌料 0471-C21-1

 隅田川添いの堤防は桜の名所として有名ですが、ここに桜が植樹されたのには意味があります。花見客が堤防を歩くことで、堤防が踏み固められて丈夫になるという護岸整備の目的もあったのです。隅田川だけでなく玉川上水沿いに桜が植えられたのも同様の理由からといわれています。


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