東海道五拾三次之内 日本橋(とうかいどうごじゅうさんつぎのうち にほんばし)
歌川広重(うたがわひろしげ)(初代)画 天保4年(1833)~天保5年(1834)刊 東京誌料 061-C3-1

 江戸から京都へ向かう東海道の起点・日本橋を描いた有名な作品です。参勤交代の大名行列が朝早く江戸を出発する様子のほか、天秤棒を担いだ一団が、向こう岸にあった魚河岸から仕入れを終え、行商に出かける様子も描かれており、江戸で一番賑わっている早朝の日本橋の活気が伝わってきます。


印刷する