昔はこゝが武蔵と下総との国境であったゝめに、両国橋の名が附けられたものであります。震災後、現在の瀟洒な橋梁に改築されました。この左手に、お茶の水と両国を結ぶ省線電車の高架線があります。江戸風物の一つとして有名な両国の川開きは、今でも毎年この附近で行われます。先方に見える円屋根は、角力で名高い国技館の大鉄傘です。
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