魚類の大集散市場としての魚河岸は、日本橋際にあって、昔から江戸名物の一つに数えられていましたが、大震災後、都市計画の都合で築地に移されました。夜も明け切らぬうちから、こゝに押寄せる鮮魚買出人は、1日二万三四千人、貨物自動車だけでも一千台に達し、これが午前九時前後には、すっかり四方へ散らばってしまいます。
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