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『東京の自殺予防とメンタルヘルス』の巻

平成29年3月2日作成
情報サービス課都市・東京情報担当

  • 「自殺2.2万人下回る原因「健康問題」最多 昨年」(『朝日新聞』平成29年1月20日 夕刊2面)

このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、ご来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。


以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
平成29年3月3日(金)〜4月5日(水) (休館日:3月17日(金))


厚生労働省では、1年で最も自殺が多い3月を「自殺対策強化月間」に定めています。東京都でも「自殺対策強化月間」である9月と3月に「自殺防止!東京キャンペーン」を実施しています。日本では2006年に自殺対策基本法が成立し、国や自治体が自殺対策を進めてきましたが、自殺率は国際的に見て非常に高い水準にあります。今や自殺対策は、行政や企業だけでなく、地域や家庭の一人ひとりが当事者として考えるべき課題となっており、誰もが「命の門番」として自殺を防ぐ、ゲートキーパーとなることができます。
また、自殺と大きな関わりをもつのがメンタルヘルスです。自殺を考える人の多くが、うつ病など、心の健康に不調を抱えており、メンタルヘルスケアは自殺予防に欠かせない要素となっています。

今回のクローズアップ都市・東京情報では、東京における自殺予防、メンタルヘルス関連の取組について、当館所蔵の資料を中心にご紹介します。

☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。

自殺予防・対策の取組

「誰も追い込まれることのない社会をめざして」(自殺総合対策推進センター)

平成28年4月1日に「地域の自殺対策を支援する機能を強化する」使命をもって、国により新たに発足した自殺総合対策推進センターのホームページです。

『東京における自殺総合対策の基本的な取組方針』東京都福祉保健局保健政策部保健政策課編集 東京都福祉保健局保健政策部保健政策課 2015年2月(T/368.3/5002/2015)

東京都での自殺総合対策について、都における現状のデータ、関係機関等の役割を見直した上で、今後の取組の方向性などを示しています。

『「自殺に関する意識調査」について インターネット福祉保健モニターアンケート結果』[東京都福祉保健局総務部総務課編] 福祉保健局 2012年1月(T/368.3/5008/2012)

東京都が平成23年に290名を対象に行った自殺に関するアンケートの調査結果です。

『日野市自殺総合対策基本計画 ともに支え合う地域社会の実現のために』日野市健康福祉部セーフティーネットコールセンター編集 日野市健康福祉部セーフティーネットコールセンター 2015年3月(T/84・368/5001/2015)

全国で二番目に早く自殺対策条例を施行した日野市における、自殺対策の基本計画です。日本と日野市それぞれの自殺の現状・対策、日野市の自殺問題解決に向けた取組などを紹介しています。

「日野市自殺総合対策基本計画を策定しました」(日野市健康福祉部)

ページ内で電子版が見られます。

『精神障害者支援機関等における自殺総合対策ガイドライン』東京都立多摩総合精神保健福祉センター保健福祉部広報援助課広報計画係(自殺総合対策PT事務局)編集 東京都立多摩総合精神保健福祉センター保健福祉部広報援助課広報計画係(自殺総合対策PT事務局)2011年3月(T/368.3/5009/2011)

精神障害者支援機関において、利用者の自殺予防だけではなく、発生時の対処、発生後の利用者、遺族、職員の支援まで、その対応についてまとめたガイドラインです。事例やQ&A、窓口の紹介ページもあります。

『荒川区における若年世代の自殺予防相談事業報告書』荒川区福祉部障害者福祉課 2015年3月(T/41・368/5004/2014)

荒川区のNPO法人「bond Project」が、10〜20歳台の女性を対象に行った「若年世代のこころの居場所アンケート」の結果を元に、若年世代の自殺の実態に迫った報告書です。

ゲートキーパー養成

ゲートキーパーとは...

本来「門番」という意味を持つ言葉です。自殺対策においては「地域や職場、教育、その他様々な場面で、身近な人の自殺のサインに気づき、その人の話を受け止め、必要に応じて専門相談機関等へつなぐなどの役割が期待される人」を指します。

『東京こころといのちのゲートキーパー手帳』東京都福祉保健局保健政策部保健政策課 2015年1月(T/368.3/5010/2015)

ゲートキーパーの役割や対応について、「気づく」「受け止める(傾聴する)」「つなぐ」の3つの行動ごとに具体的に解説しています。「つなぐ」先である専門機関のリストも掲載。

★電子版「ゲートキーパー手帳(平成27年1月発行)」(1.6MBのPDFが開きます。)

『ゲートキーパー指導者のための手引 平成21年度版 "いきる"を支援する』東京都福祉保健局保健政策部保健政策課編集 東京都福祉保健局保健政策部保健政策課 2009年6月(T/368.3/5004/2009)

ゲートキーパーを養成する、講師役となる人材(ゲートキーパー指導者)がゲートキーパー候補を養成する際に、教材として使用できる手引きです。

『自殺危機にある人への初期介入の実際 自殺予防の「ゲートキーパー」のスキルと養成』福島 喜代子著 明石書店 2013年6月(/368.3/5086/2013)

第1章には、日本の自殺の現状がわかりやすくまとめられています。ゲートキーパー養成にあたり、自殺危機介入のスキル、方法についてなどの解説が具体的に書かれています。

『台東区こころといのちのゲートキーパー手帳』台東保健所保健予防課編 台東保健所保健予防課 2013年9月(T/31・368/5008/2013)

『ゲートキーパー手帳 身近な人の心の支えに』町田市いきいき健康部保健企画課編 町田市 2015年3月(T/85・368/5002/2015)

ゲートキーパーの養成を積極的に進めている、台東区、町田市の発行している、ゲートキーパー手帳です。ゲートキーパーの役割やうつ病、自殺について、コンパクトにまとめられています。

メンタルヘルスの取組

「みんなのメンタルヘルス」(厚生労働省)

こころの健康、病気について、国の施策やサポート等を総合的に紹介しています。

『働く人のメンタルヘルスガイド』東京都労働相談情報センター事業普及課 2016年3月 (T/498.8/5016/2016)

メンタルヘルスの基礎知識や法律、ストレスチェック制度の紹介、メンタルヘルスケアや休業、職場復帰支援についてなど、メンタルヘルスにまつわる事柄をまとめたガイドブックです。

★電子版「働く人のメンタルヘルスガイド」(3.4MBのPDFが開きます。)

☆「自らを傷つけてしまう人たち」『東京都こころの健康だより』108号 (2013年10月)東京都立中部総合精神保健福祉センター

☆「こころが折れそうな時」」『東京都こころの健康だより』113号 (2015年6月)東京都立中部総合精神保健福祉センター

東京都が「こころの健康」をテーマに発行している雑誌です。ストレスや自傷行為、摂食障害など、様々なメンタルヘルスの話題を特集にしています。

「こころの健康だより」(東京都福祉保健局)

バックナンバー過去4年度分(電子ファイルとテキスト形式)が見られます。

『たいとう心の便利帳 心の病でも地域で安心して暮らすための』台東保健所保健予防課作成 台東保健所保健予防課 2016年3月(T/31・369/5017/2016)

台東区におけるメンタルヘルスのガイドブックです。福祉制度の解説や、相談機関、医療機関などが紹介されています。

自殺予防・メンタルヘルスについて知る

自殺予防

『よくわかる自殺対策 多分野連携と現場力で「いのち」を守る』本橋 豊編著 ぎょうせい 2015年4月(/368.3/5099/2015)

自殺に関する分野に携わる執筆者が、自殺対策の「現在」、「最前線」、「これから」について、あらゆる方向性からその動向、課題、展望について述べています。

『家族・支援者のためのうつ・自殺予防マニュアル』下園 壮太著 河出書房新社 2016年8月(/493.76/5232/2016)

うつ状態や自殺の危険性がある当事者の、周囲の人たちを対象とした本です。病気や治療について知識を得る中で、どのような働きかけをするのが良いかを模索しています。

『自殺を予防する 世界の優先課題』世界保健機関著 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター 2014年9月(D/368.3/5097/2014)

WHO(世界保健機構)が2014年に初めて作成した世界自殺レポートの日本語訳版です。WHOは各国に包括的な自殺予防戦略の発展、強化を推奨しています。

★電子版「自殺を予防する 世界の優先課題」(3.9MBのPDFが開きます。)

「NPO法人 国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター」

「ビフレンディング」=「寄り添い・支える存在になる」という姿勢で、自殺予防のための活動を行っているボランティア団体です。夜間の電話相談などを行っています。

職場のメンタルヘルス

『心の病が職場を潰す』岩波 明著 新潮社 2014年9月(/498.8/5439/2014)

日本の職場における心の病が、どのような経緯を経て、どう扱われてきたのか、その実態を、実例を踏まえながら解説しています。入門書としておすすめできる一冊です。

『うつになる職場ならない職場 香山リカのメンタルヘルス』香山 リカ著 にんげん出版 2015年10月(/336.4/6990/2015)

部下や同僚、上司のメンタル疾患への対処法、メンタル不調の兆候についてなど、自身が当事者になったときに役立つ内容が、読みやすくまとめてあります。メンタルヘルスの基礎知識や「新型うつ」に関する説明もあります。

『職場のメンタルヘルス こころの病気の理解・対応・復職支援』藤本 修著 ミネルヴァ書房 2012年6月(/498.8/5333/2012)

産業医の経験のある著者が、職場におけるメンタルヘルス、ストレス、うつ病、その他の精神疾患について、データ等を多く用いて解説しています。職場のメンタルヘルス対策を講じる際に有用です。

「職場のメンタルヘルス」(東京都労働相談情報センター)

メンタルヘルスについての基礎知識や、当事者が行う「セルフケア」、管理職が行う「ラインケア」について学べます。

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