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『東京の博覧会』の巻

平成30年8月2日
情報サービス課都市・東京情報担当

このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、御来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。


以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館1階の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
「東京の博覧会」
平成30年8月3日(金)〜 9月5日(水)
(休館日:8月17日(金))


博覧会とは各種の産業、科学技術、芸術文化などの活動の成果を展示し、産業振興を進めることを目的とした催しものです。 政府が最初に主催した本格的な博覧会は、明治10(1877)年8月に東京で開かれた第1回「内国勧業博覧会」です。その後も東京では、「東京勧業博覧会」(1907年)、「東京大正博覧会」(1914年)、「平和記念東京博覧会」(1922年)などの博覧会が開かれました。
今回のクローズアップ都市・東京情報では、東京で開かれた博覧会や内国博覧会の歴史に関する資料をご紹介します。

☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。

「博覧会」について

『博覧会と観光 復興と地域創生のための観光戦略』 桑田 政美著 日本評論社 2017.7(606.9/ 5128/ 2017)

復興博覧会、地方自治博覧会、ジャパンエキスポ制度、脱インフラ・アート活用による21世紀型博覧会など、日本の博覧会がどのように変遷し、地域再生・観光へ寄与してきたのかについて解説しています。

『地方都市の覚醒 大正昭和戦前史 博覧会篇』 山路 勝彦著 関西学院大学出版会 2017.2(606.9/ 5125/ 2017)

明治末から大正期における博覧会の概要や、昭和期に地方都市で開催された代表的な博覧会について解説しています。☆『大阪、賑わいの日々 二つの万国博覧会の解剖学』 の続編。

『博覧会絵はがきとその時代』 高橋 千晶編著 青弓社 2016.10(606.9/ 5124/ 2016)

「産業振興と鉄道」「対外宣伝と植民地」「家庭と消費文化」「建築と都市文化」「観光と地域振興」という5つのテーマに博覧会を分類し、宣伝媒体や記念品などとして準備された博覧会の絵はがきを用いて、それぞれの概要や特徴を解説しています。

『博覧会と明治の日本』 國 雄行著 吉川弘文館 2010.6(606.9/ 5078/ 2010)

幕末のパリ万博への参加に始まる日本の博覧会。明治新政府は、欧米の文明国に列するため、国内外での博覧会への参加・開催を奨励しました。その後、時代によって変化していく博覧会が、日本の近代化に何をもたらしたのかについて解説しています。

『博覧会の時代 明治政府の博覧会政策』 國 雄行著 岩田書院 2005.5(606.9/ 5044/ 2005)

博覧会が国家事業として機能した第1回(1877年)から第5回(1903年)までの「内国勧業博覧会」における博覧会政策を分析しています。

『日本博覧会史』 山本光雄著 理想社 1970(6067/ Y338/ N)

国内における博覧会や海外における主な博覧会の歴史や概要について解説しています。

東京で開催された主な博覧会について

「東京勧業博覧会」

「東京勧業博覧会」は、明治40(1907)年に東京府の主催により上野公園と不忍池畔で開催されました。この博覧会は、第三回内国勧業博覧会(明治23(1890)年・上野公園)から、17年ぶりに東京で博覧会を開催するにあたり、首都での産業・文化の発展を示すことを目的としていました。

「東京勧業博覧会」関する資料

『東京勸業博覽會圖會 第1編』 [東陽堂編] [明治文献] [197-](T/ 606.9/ 5035/ 1)
『東京勸業博覽會圖會 第2編』 [東陽堂編] [明治文献] [197-](T/ 606.9/ 5035/ 2)

『東京勸業博覽會圖會 第3編』 [東陽堂編] [明治文献] [197-](T/ 606.9/ 5035/ 3)
『東京勸業博覽會圖會 第4編』 [東陽堂編] [明治文献] [197-](T/ 606.9/ 5035/ 4)
『東京勸業博覽會圖會 第5編』 [東陽堂編] [明治文献] [197-](T/ 606.9/ 5035/ 5)

明治・大正期の風俗雑誌『風俗画報』に掲載された「東京勧業博覧会」に関する号を複製した資料です。

「東京勧業博覧会」の会場図

『東京勧業博覧会全図』 天正堂 1907(T/ 0・600/ 51/ )
『東京觀業博覽會略圖』 [東京府農會編] 東京府農會 [1907](T/ 606.9/ 5092/ 1907)

東京勧業博覧会における第一会場と第二会場の会場案内図です。

「東京勧業博覧会」の絵はがき・写真帖

『東京勧業博覽會案内繪葉書』 東京勧業博覽會協賛會 [1907?](T/ 0・600/ 5020/ )
『[東京勸業博覽會絵葉書]』 東京勸業博覽會[ほか] [1907?](ST/ 606.9/ 5077/ 1907)
『東京勧業博覧会写真帖』 文明堂 1907(ST/ 0・600/ 3019/ )
『東京勧業博覧会写真帖』 金寿堂 1907(ST/ 0・600/ 3036/ )
『東京勸業博覽會寫真帖総合本』 青雲堂 [1907](T/ 606.9/ 5085/ 1907)

東京勧業博覧会の建物や会場の賑わい、展示物などを写した絵はがき・写真帖です。

「東京大正博覧会」・「平和記念東京博覧会」

「東京大正博覧会」は、大正天皇即位をきっかけに産業振興を図るべく、大正3(1914)年に上野公園・不忍池周辺を主会場に開催されました。上野公園と不忍池を結ぶ日本初のエスカレーターや不忍池を渡るロープウェイなどの展示が人気を博しました。 また、「平和記念東京博覧会」は、第一次世界大戦終結を契機として、大正11(1922)年に東京府が開催した博覧会です。

「東京大正博覧会」に関する資料

『東京大正博覧会建築号 前編』 (『建築世界』臨時増刊) 建築世界社編輯 建築世界社 1914(DT/ 0・600/ 3026/ 1)
『東京大正博覧会建築号 後編』 (『建築世界』臨時増刊) 建築世界社編輯 建築世界社 1914(DT/ 0・600/ 3026/ 2)

「大正博覧会」の建築物の写真や設計図が掲載されています。

『東京大正博覽會實記』 笠原天山編 共樂社東京大正博覧會實記出版部 1914.4(T/ 0・600/ 5013/ )

博覧会の概要や、各陳列館などについて解説しています。

「東京大正博覧会」の絵はがき・写真帖

『大正博覽會繪葉書 特製』 [出版者不明] [1914?](ST/ 606.9/ 5070/ 1914)
『東京大正博覧會記念』 青雲堂 [1914?](T/ 0・600/ 5016/ )
『東京大正博覧会写真帖』 坂田書房 1914(ST/ 0・600/ 3051/ )
『東京大正博覧会写真帖』 青雲堂出版部 1914 (T/ 0・600/ 3010/ )

来場者で賑わう会場の様子や、建物の様子などを写した写真が掲載されています。

「平和記念東京博覧会」に関する資料

『コレクション・モダン都市文化 76』 和田 博文監修 ゆまに書房 2012.6(606.9/ 5099/ 2012)

詳細な年表も付したモダニズム研究の基本文献です。第76巻は「博覧会」を取り上げます。『平和記念東京博覧会案内』(須賀 健吉編)のほか、前掲『東京大正博覧会実記』(笠原 広編)も復刻収録されています。

『平和記念東京博覧会事務報告 上巻』 [東京府編] [東京府] [1924.3](T/ 0・600/ 36/ )
『平和記念東京博覧会事務報告 下巻』 [東京府編] 東京府 1924.3(T/ 0・600/ 36/ G2)

博覧会の組織や開会中の施設の様子など、写真や図などを用いて詳細に解説した報告書です。都立図書館の江戸・東京関係のデジタル化資料を検索・閲覧することができる「TOKYOアーカイブ」により、インターネットでご覧になれます。

博覧会の会場となった上野公園

多くの博覧会の会場となった上野公園には、東京国立博物館など当時の建物も残されています。

『上野公園ものがたり 開園式典から120周年』 [東京都公園協会編] 東京都公園協会 1996(T/ 31・62/ 3006/ )

東京で最初の五公園の一つとして誕生した上野公園。開園式典以後120周年の間に、移り変わる上野公園の様子を、浮世絵や写真も用いて解説しています。

『上野公園』(東京公園文庫5)小林 安茂著 東京都公園協会 1994(T/ 31・62/ 2/ 94)

江戸時代以前から現代にいたる上野公園の歴史について解説しています。上野公園が会場となった博覧会にも触れられています。

『上野公園とその周辺目でみる百年の歩み』 上野観光連盟編 上野観光連盟 1973(T/ 31・62/ 1/ )

上野公園は、博覧会、展覧会等の開催によって、文明開化の発祥の地となりました。
「東京勧業博覧会」や「山と池を調和させた 大正博」、「平和記念東京博覧会」などのテーマごとに、豊富な写真を用いて、上野公園の百年の歩みを振り返ります。

『こんなに面白い上野公園』 林 丈二著, 丹尾 安典著 新潮社 1994.3(T/ 31・62/ 3002/ )

日本最初の公園である上野公園では、"文明開化"や"殖産興業"の成果を示す博覧会が上野の山、後年には不忍池までを使って幾度も開催されました。浮世絵、古写真、絵はがき、当時の新聞記事などを総動員して、それらの様子を含む一味違う上野を紹介しています。

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