オーストリア共和国
令和元年7月22日更新
基本情報
1 国名の由来
東の国を意味する旧地方名オストマルクがラテン語化したもの。 8世紀末、この地を領土としたフランク王国のカール大帝が命名した「オストマルケ(東部辺境区)」に由来する。オストは東、マルケは辺境区という意味。
2 国旗の由来
赤・白・赤の配色は、12世紀末の十字軍遠征に参加したオーストリア大公の故事に由来する。敵の返り血で赤く染まった大公の白い軍服が、ベルト の部分だけが白く残り、それを旗代わりに戦ったと伝えられている。中央にハプスブルク家のシンボル、双頭の鷲の紋章が入れられていたが、1945年に普通の黒い鷲に替えられた。この紋章があるのが正式な国旗だが、 一般で使うときは黒鷲は省かれる。
3 面積
約8.4万平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)
4 人口
約880万人
5 首都
ウィーン
6 言語
ドイツ語
7 宗教
カトリック約63%、プロテスタント約4%、イスラム約7%
8 豆知識
トスカニーニが「天使の歌声」と絶賛したウィーン少年合唱団の歴史は古く、1498年に神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世が宮廷礼拝堂少年聖歌隊として創設したのがその始まり。シューベルトはかつて聖歌隊の隊員で、ハイドンも聖歌隊とともに合唱したことがある。またブルックナーは歌唱指導者だった。