ギニアビサウ共和国
令和元年8月21日更新
基本情報
1 国名の由来
ギニアは西アフリカ一帯とその海岸(ギニア湾)を漠然と指す名称で、ベルベル人が呼んだアグナウ「皮膚の黒い人」に由来するとも言われている。ビサウは中世ポルトガルにあった公領ビセウに因んで名付けられた。15世紀にポルトガルが来航して以来、奴隷貿易の中継地として栄え、その後もポルトガルの植民地として支配を受け続けた。1973年に独立。
2 国旗の由来
エチオピア国旗を手本に赤・黄・緑の「アフリカの色」が採用されている。デザインは国土を模式化したもので、赤は西部の沿岸地方と独立のために流された血を、黄は北部のサバンナ地帯を、緑は南部の森林地帯を表している。黒い星はアフリカの自由のシンボルで、民族の団結と統一を表すと同時に、首都ビサウの位置を表していると言われる。
3 面積
約3.6万平方キロメートル(九州とほぼ同じ)
4 人口
180万人(2016年 世界銀行)
5 首都
ビサウ
6 言語
ポルトガル語(公用語)
7 宗教
原始宗教、イスラム教、キリスト教
8 豆知識
米、カシューナッツ、トウモロコシなどが主産物で、穀物自給の潜在力はあるが、1977年以来の干ばつと社会主義政策のツケで年間8,100万ドルの食糧輸入国に転落。カシューナッツはすべて輸出にまわされるため、国内での販売は禁止されている。