マルタ共和国
令和元年8月21日更新
基本情報
1 国名の由来
マルタ諸島の主島名に由来する。フェニキア語のメリタ「避難所、港」が転訛したもの。シチリア島の南にあり、天然の良港があるため、古くから海上交通の要衝としてフェニキア人、ローマ人、アラブ人、ノルマン人の侵略と支配を受けてきた。
2 国旗の由来
左上の紋章はイギリスから送られた聖ジョージ勲章を表す。第二次世界大戦でドイツ軍の侵攻をくい止めた島民の功績が認められたもの。白と赤は、1040年にサラセン人の支配から島を解放したシチリアのロジャー伯爵が作った旗に由来する。現在では、白は純潔と正義、赤は情熱と犠牲を表すと解釈されている。
3 面積
316平方キロメートル(淡路島の半分)
4 人口
約43万人(2016年)
5 首都
バレッタ
6 言語
マルタ語及び英語が公用語
7 宗教
カトリック
8 豆知識
地中海の真ん中にあるマルタは「歴史のゆりかご」と言い表されるように、過去いずれの時代においても多くの重要人物の来訪を受けている。1989年には米国大統領ジョージ・ブッシュと旧ソビエト連邦書記長ミハイル・ゴルバチョフがマルタを舞台に世界の新しい秩序を話し合った。この会談は冷戦の終わりを告げる出来事であった。