サンマリノ共和国
令和元年8月21日更新
基本情報
1 国名の由来
「聖マリヌス」の意で、カトリックの聖人名に由来する。4世紀、ローマ皇帝のキリスト教徒弾圧を逃れ、篤い信仰心を示した石工のマリヌスに感動した領主が彼のこもった岩山を贈与したのが、この国の起源。天然の要塞に囲まれた城砦都市国家。
2 国旗の由来
中央の紋章には、主権を象徴する王冠、国のシンボル・ティターノ山の3つの峰と3つの城塞が描かれており、月桂樹と柏の葉で囲まれている。紋章の下に書かれている文字は、イタリア語で「自由」。白はティターノ山の雪と純粋さを、水色は空とアドリア海を表す。フランス革命のとき、革命軍がかぶっていた帽子に由来すると言われる。
3 面積
61.2平方キロメートル
4 人口
約3.3万人(2016年8月)
5 首都
サンマリノ
6 言語
イタリア語
7 宗教
カトリック教
8 豆知識
古くから世界最古で最小の共和国(現在はナウルが最小)と言われ、外交の大半と国防、通貨はイタリアに依存し、実態はイタリアの保護国に近い。血縁によって不正な裁判とならないよう、裁判官は外国人に委ね、公安秩序の維持にも外国人憲兵隊があたっている。