保存・保護のための容器・装備 [1] カイル・ラッパー、ブックカバー、ブックシューなど

平成28年4月更新

 資料の保存にとって、環境を整えることは重要です。しかし、書庫が広ければ広いほど、万全な環境に整えることは、現実的には難しいことでもあります。保存容器に資料を収納することは、資料にとって小さな環境を手軽に整えることになります。

 都立図書館では、貴重な資料や劣化・損傷の激しい資料について、順次、保存容器への収納を行っています。市販の保存容器を使用したり、あるいは保護用紙で自館作製します。保存容器についての詳しい説明と、都立図書館で作製している代表的な保存容器である「カイル・ラッパー」と「ブックカバー」についての作製方法については、次のテキストをご覧ください。

保存・保護のための容器・装備(PDF形式 663KB)

カイル・ラッパーの画像
カイル・ラッパー
ブックカバーの画像
ブックカバー
ブックシューの画像
ブックシュー

なお、容器に使用する紙には注意を払う必要があります。一般には弱アルカリの保護用紙(アルカリバッファー紙)を使用しますが、青写真、写真、革装本、色材など、アルカリによって劣化したり、劣化するおそれのあるものがあります。それらの資料に対してはpHが7に近いノンバッファー紙といわれる保護用紙を使用した保存容器に収納します。また、ノンバッファー紙や和紙に包んでからアルカリバッファー紙の保存容器に収納するとより効果的です。

さまざまな保存容器

市販の保存容器の画像
市販の保存容器(一例)
保護用紙の封筒の画像
保護用紙の封筒
巻子本の保存容器(和紙で包んでから収納)の画像
巻子本の保存容器(和紙で包んでから収納)
帙や畳紙の代用品1の画像帙や畳紙の代用品2
帙や畳紙の代用品
保存容器が並ぶ貴重書棚の画像
保存容器が並ぶ貴重書棚
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