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第43弾「温泉を愉しみながら健康に」

2012年2月10日

江戸の温泉三昧

寒波襲来で寒い日が続くと、温泉に首まで浸かって湯気のなかでほっこりした気分を味わいたくなりますね。近年の法律改正後、温泉認可を受けている営業施設は東京だけでも200軒以上あり、都立中央図書館のお膝元、港区にも4軒の施設があります。『日本温泉案内』誠文堂(1918年刊)によれば、東京府内の温泉は0軒ですし、『東京付近温泉の旅』朋文堂(1942年刊)で、初めて多摩地域に3箇所の温泉の記載が見られただけでした。近世から最近の○○温泉まで、その歴史や温泉的効果について考える本をご紹介します。

『江戸の温泉三昧』鈴木一夫著 岩田書院 2010年刊

江戸時代の人々が実際に温泉を経験し、湯治や温泉での愉しみを書き記した旅日記、家族・友人にあてた手紙、旅行の金銭出納等々、温泉で見聞した風物や感想をもとにかかれていて、庶民がどの様に温泉に親しんだかわかる一冊。

『温泉と健康』阿岸祐幸著 岩波書店 2009年刊

日本には、古くからの中・長期の保養的な湯治という文化に加え、明治期に近代医学としてのドイツ式温泉療法が導入された。ヨーロッパの合理的で統合的な温泉療法と日本の温泉湯治とを比べ、効果の証明されている五種類の泉質事例について解説するとともに、国内外の温泉地を紹介している。

『温泉からの思考』合田純人、森繁哉共著 新和泉社 2011年刊

NPO法人温泉健康フォーラム25周年記念誌として、対談形式で温泉地をとりまく状況、温泉医療のあり方、近年の温泉地の実践的課題が語られる。また3・11以後の東北の温泉地の現状にもふれている。

『知るほどハマル温泉の科学』松田忠徳著 技術評論社 2009年刊

温泉の起源・歴史に始まり、人口衛星の進化による掘削地の精度アップ、掘削技術の進歩で地中深く掘り地熱で温まった湯が噴出、湯が出なくても蒸気に一定成分があれば温泉?等々、温泉に関する雑学の詰まった一冊。


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